令和4年度地域別最低賃金額改定について

■令和4年度地域別最低賃金額改定について

2022年8月2日、中央最低賃金審議会にて今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられ、公表されました。
各都道府県の引き上げ額の目安は、ランク(※)ごとに

A・Bランク31円、C・Dランク30円となっております。

(※)都道府県の経済実態に応じ、全都道府県をABCDの4ランクに分けて、引上げ額の目安を提示しています。

~各都道府県に適用される目安のランク~

Aランク:埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
Bランク:茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島
Cランク:北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡
Dランク:青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

今後は、各地方最低賃金審議会における審議・答申の後、各都道府県労働局長により地域別最低賃金額が決定されることとなります。

■岩手県、全国最大の引上げ(最低賃金33円)を答申

2022年8月23日、岩手地方最低賃金審議会は労働局長に対し、最低賃金を現在の821円より33円増の854円に引上げるよう答申しました。
鳥取、島根、高知、沖縄の4県と並び、全国で最も大きい引上げ幅となっています。
答申通り増額された場合、この最低賃金の改定額(854円)は、10月20日から適用される見通しです。

【厚生労働省】令和4年度地域別最低賃金額改定の目安について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27195.html

【岩手労働局】岩手地方最低賃金審議会の意見に関する公示
https://jsite.mhlw.go.jp/iwate-roudoukyoku/content/contents/001228181.pdf