時間






人の平均寿命は短い。
ものすごく、ばかみたいに短い。
80歳まで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。







最近読んだ本(※)の冒頭、こんなことが書かれていました。

4000週間…。そう考えると、それしかないのかと驚きます。

気を抜くと、無限にあるように錯覚してしまう時間。
それゆえ、大切なことを先送りにしてしまうこともあります。
「今日、やらなくても良いでしょう。」と。


かと思えば、“1日24時間”という誰にも平等に与えられた時間を
どう過ごすのかが大事なことは頭でわかっているがため、
いかに生産性を上げて効率的に動くかを考え行動したりします。

しかし生産性を上げれば上げるほど、やることは増えますます時間に追われる感覚になることも。

時間をコントロールしているはずが、時間にコントロールされているのです。



本書では、
人生という限られた時間をどのようにして過ごすのか-------。

という問いに答えていました。



それは、生産性を上げる時間術的な内容ではなく、時間の“本質”のような
ものだと感じました。


“時間を有意義に使いたい”という方にはおすすめです。




時間と言えば、私と夫は時間の感じ方が違いました。

例えば、新幹線に乗る場合、

夫:「急いでも仕方ない。ゆっくり行こう。間に合いさえすれば良いのだから。あと5分もある。」

私:「なるべく早く。間に合わなかったらどうしよう。最低でも時間の20分前には着きたかった。あと5分しかない。」


横断歩道で青信号が点滅していたら

夫:「すぐ赤になるから、次で渡ろう」

私:「走って、渡ってしまおうよ!」




こう見ると、私がせっかちで夫はのんびり屋さんのようにも感じられるかもしれませんが、
夫も仕事での納期は必ず守るし、いつそんなことする時間あるの?というくらい
色々なことをしています。


そんな夫を観察したり話を聞いたりしてみると、時間の本質を見抜いているのでは?

と感じました。

・時間の有限性を認めている

・時間をコントロールしようとはしていない

・自分にできることは限られていることも認めている

・やらないことを決めるのが上手

・大事なことがはっきりしている


「時間の使い方」のお手本のような人が近くにいたのです。

反対に私は、いつも時間に追われている感覚でせかせかして焦っています。
(やることの量としては私の方が少ないかもしれないくらいなのに)

「時間の使い方」は私の大きな課題です。
見習いたいところが沢山です。

行動が変われば、変わる!行動あるのみです。


全てを手に入れることは出来ません。
手放すことも大事。

大切な人を大事にできるように。



(※)
「限りある時間の使い方」
著:オリバー・バークマン
訳:高橋 璃子
発行:かんき出版



・体を休ませる時間をいただけたこと
・時間を共有してくれたこと
・家事をやってくれた夫

「感謝」申し上げます。


☆おまけ

(80歳まで生きるとするならば)
自分に残された時間は、
たった2,400週間ほどです。(;’∀’)

夫も同じ。

両親は、940週間ほど。

もっと大事にしよう。

IRIS社労士事務所
金森 あい里